本物?コピー品?その見極め方とは?
この世にはハイブランド品があり、それを持つのはステータスとされています。しかし高額なそれはそうそう購入できるようなものではないです。そのため蔓延るコピー品という存在、それを購入することでどんなことが起こるか。また見極め方についてご紹介いたします。
この世には偽物も多いハイブランド品
ハイブランド品はたくさんあり、それを持っているとやはりステータスになります。本物のこういう品々はその値段に相応しい商品で、デザイナーが巧妙にデザイン、作品として売り出しているのです。デザイン、素材、機械の性能……いずれもこだわられたこれら製品は所有者にとっても満足度が高いです。しかしこうした商品は高額で、なかなか手を出せないものばかりです。そうだからこそ出回るのがコピー品で、そのコピー品も粗悪なものもあれば精巧に作られているものまでさまざま、中には目を欺くほどにクオリティが高いものもあります。ですが、こうしたコピー品はどうしても誰かにバレてしまう、見破られてしまうものなのです。中にはコピーだとわかりながら安いからという理由で購入してしまう人もいます。
しかしそのブランドが好きなら絶対にやってはならない行為です。そのコピーを購入することでオリジナルを製作してるブランドにまで被害がおよび、そのうち倒産してしまうことも多々あるためです。自分が良ければそれでいい、は通用しないコピー品の購入、見破られたときには自分が恥をかくのでやめておくべきものです。しかし、コピーだとわかっていて購入していない時だって勿論あります。そうなると得をするのはそのコピーを製作した偽物の業者だけでオリジナルも購入者本人も幸せにはなれないです。そうならないためにもコピーに関する知識をもっておき、騙されて購入しないように自衛をしておきたいところです。
コピー品の見分け方って?
ハイブランドコピー品にはまずランクがある、というのを知っておきたいところです。下からA、S、SS、Nといったランクがあり、Aについては誰がみてもこれは偽物だ、と思うような粗い作りになっています。材料の質がとても悪く、それでいて壊れやすい、そんな粗悪品なので持ち歩くの自体が恥ずかしいと感じる、そんなランクです。Sからは合皮ではなく天然の革を利用していたりと少し材料にこだわっているような雰囲気は見受けられますが、それでも粗悪なものには変わらないのであり得ないくらいに変色してしまったりします。時計について同様に脆く、経年劣化が著しい粗悪なものです。SSからはある程度高級な素材を使われているものの、ブランドでは利用されていないあくまで「純正品相当」にしかならない材料しか使用していないです。また刻印に大きな違いがでるので、見る人が見ればすぐにコピー品だというのがわかります。
これにお金を払うならいくらか上乗せして本物のを買うほうがどれだけいいか……と思う金額をしているときもあります。そして最後にN品、これについては非常に精巧で革も金属も同じものを使っているっときがあります。時計についても高級なムーブメントを利用していたり、経験の浅い鑑定士の目なら欺けるくらいのものとなっています。ここまでこだわる場合最初からコピーを売るつもりではなく、詐欺のつもりで作っている場合が多いのでそのきっかけはより悪質です。ですが材料がいくら高級品を使用していても、仕上げ部分に差が見られるため鑑定士はそこを見て判断します。
どんなものがコピーとして出回っているの?
高級品に対する憧れは誰しも少なからずあるものです。また、今はネット経由でこうしたハイブランド品も購入可能なため、確信して購入していない人もいるものです。ですが実際ネットにこそ多く出回っているのがこれらコピー品、間違いないのはやはりブランドショップに直接出向いて購入することです。ではハイブランド品といってもどういうものがコピー品を作られているのか?商品の種類についてご紹介いたします。やはり一番多いのがバッグや財布です。これらはかなり多いコピー品が出回っています。そして精巧に作られているものもあるので見分けるのも困難、仕上げにその差が出ているといっても素人目ではそうそう見抜けるものではないです。ですが実際鑑定士が見抜く時に見ているポイントはあります、それがバッグの内側などにあります。
形状や縫い目を確認してその粗さを見たり、金具の形状をオリジナルと比較して異なっていれば偽物です。特にヴィトンは必ず製造番号がありますので、それを絶対確認するだけでもコピー品を掴まされるリスクは軽減します。この時書体についてもオリジナルと同じかどうかをきちんと確認する必要があります。バッグの場合底についている金具も見るポイント!触ってみて処理が甘いのを感じたならそれは偽物である可能性が高いです。そして次に多いのが時計のコピー品です。ロレックスは見る部分が定まっており、ブレスを外してリファレンスナンバーとシリアルナンバーの確認を行ないます。そこになんの表記もない場合は確実にコピー品です。また刻印が入っていたとしても、正規品は打刻でいれていますがコピーに関してはレーザー刻印となっています。
また秒針も見るポイントで、一秒刻みに動いているものはやめておくのが無難です。最後に宝石、これは経験豊富な鑑定士にしか見分けられないものもあるので一概にはいえませんが、やはりコピー品が多いので正規店での購入がなによりも大事です。コピー品とわかって購入するのは絶対にダメですが、騙されてしまうというのも本当につらいことです。こうした部分に本物と偽物の差が出る、というのを知っておくことで自分でも確認士ながら購入が可能です。正規店に購入あるいは、信用できるリサイクルショップなどで購入をおすすめいたします。
コピー品を購入しないために行なえること
見分け方を聞いても素人が確認できる範囲でないならどうしても欺かれてしまいます。そうならないためにも正規店での購入が一番なのですが、その場合手を出せる金額ではない……そんな人も多いものです。では安く購入するためにはどこを利用すればいいのか?それはリサイクルショップとなっています。店舗を構えて営業しているリサイクルショップなら尚のこと安心、店頭で買取を行なっているかどうかも確認してきちんとしたショップであるかどうかを確認します。こうした場所にいる鑑定士はいずれもきちんと知識をもったプロの方なので偽物を見分ける目はしっかり培われているのです。そしてその人達が鑑定して買い取った商品が店頭に置かれていますので、状態の違いはあれどいずれも本物です。中古ということで正規品を新品で購入するよりも安く購入できる、というのもいいところです。
バッグ、時計、宝石、これらは購入したいと考えていてもコピー品が出回っているせいで本物の購入が難しいです。なので一番はプロの目でしっかり確認した製品が置かれているお店で購入できるかどうかが大事なのです。コピー品は禁制品なので購入者も五年以下の懲役あるいは五百万円以下の罰金に問われます。自分がいつの間にか罰せられる立場に行かないようにするために、ネットオークションなどで購入をするのではなく、プロの目を一度通ったお店で本物の中古品を購入するのがなによりも安全です。